第21回 プリエンプティブゲームレイズ


 パートナーがメジャーでオープン、またはオーバーコールした時、サポートが5枚以上あるハンドは、HCPが少なくても一気にゲーム(4、4)まで、レイズしてしまいます。 これをプリエンプティブゲームレイズと言います。 10点以上のHCPがある場合は、キュービッドをしてそれからレイズです。 プリエンプティブレイズとインビテイショナルキュービッドを活用しましょう。 ただ、5332形では、2、3の代に抑えてレイズする判断は良い判断です。

(例) (1H) 1S (P)

(1) Kxx (2) Kxxx (3) Kxxxx
xxx xx
Jxxx Jxxx Jxxx
Qxx Qxx Qxx
(4) Kxx (5) Kxxx (6) Kxxxx
xxx xxx xx
Jxxx Jxx Jxx
xxx Qxx Qxx
パス
(7) Kxx (8) Kxx (9) Kxxx
Axx Axx
Kxxx AJxx Axxx
xxx Kxx KJxx

(1) レイズします。 シングルレイズはこのくらいの強さは欲しい。
(2) プリエンプティブ3レイズ(4、3−7HCP)しましたが、大人しい2のシングルレイズも良いでしょう。
(3) プリエンプティブ4レイズしましょう。 パートナーがちょっと良いハンドでしたら、4を作れるチャンスも十分ありますから。
(4) 3枚サポートありますが、4HCPなのでパスが賢明です。
(5) 4枚サポートありますが、プリエンプティブ3よりも2を奨めます。
(6) 5枚ありますが、5332は、遠慮してレイズがよろしい。 プリエンプティブ3もいいでしょうが、2レイズでもよろしい。
(7) インビテイショナル2キュービッドをします。 パートナーが2ならそこでパスする予定です。
(8) 慌てて4レイズしないのがよろしい。 キュービッドしてから、パートナーが2リビッドでミニマムを示してきても、4レイズします。 パートナーが形の良いハンドなら、スラムのチャンスもありますから。
(9) スプリンターレイズになります。